神宮外苑の銀杏並木(その2)並木道入り口にて。神宮外苑の銀杏並木(その2)_story(354) 2005.12.9 昨日に続き、立ち去りがたいイチョウ並木にしばし、足を留め、道行く人との邂逅を楽しんでみました。 近所のマンションなどから犬を散歩に連れてくるのでしょうか。犬を連れた人が実に多く通りすがりました。 ベンチで焼き芋をほうばる夫婦。そのおいしそうな黄色いほかほかの湯気をみて、また歓声をあげる通行人。 ものすごい数のカメラマン。 もうお祭り という雰囲気がありました。 絵は、青山2丁目交差点東寄り(青山口)から銀杏並木を間近に望んだものです。(北東45° 11:45)です。 4列になって植えられていますので、トンネルのようになっており、散り敷いた銀杏の絨毯の散策を楽しむことができます。左手前にあるCafeは大賑わいで、長い列ができていました。テラスで、銀杏の舞うなか、caffeeを飲む人たちは、なんと贅沢な時間を味わっているのでしょうか。 散策コース・・・原宿→表参道左折(or 渋谷→青山通り→子供の城→表参道直進)→青山3丁目→青山2丁目→明治神宮外苑 ・・瀟洒な店が立ち並びパリを思わせる街路です。原宿からのコースはケヤキ並木が美しいのです。 事典: 神宮外苑のイチョウの景観・(掲示板からのメモ) 並木の総本数は146本(雄木44本・雌木102本)・・・・昨日の続きは以下。 4並列の銀杏の大木が作り出した、世界に誇り得る銀杏並木の景観。 これを通し、正面に白亜の絵画館を望む人工自然美の素晴らしさ。若葉・青葉・裸木と四季折々の美しさ。 長年にわたる管理、手入れの良さが見事な(美事な)樹形を作り出しております。 この明治神宮外苑は大正15年(1926年)10月22日の創建でありますが、 その苑地造成に当たり、青山通り正面からの直線主要道路は左右歩道の両側に植樹帯を取り、銀杏樹をもって四条の並木を造成することとなりました。 これは銀杏樹が、樹姿端正・樹高よろしく、緑量も豊富・気品高く・公害にも強く、威厳を保ちつつ年間を通しての来苑者に好景観を呈示し、外苑の高幅員街路の並木として最適なものとの考えによるものです。 この外延の銀杏樹が、この世に実生えたのは、造園界の泰斗・折下吉延(おりしもよしのぶ)博士(外苑造成時の庭園主任技師・昭和41年86歳で没)が、新宿御苑に奉職中の明治41年(1908)新宿御苑在来木の、銀杏樹から銀杏を採集し、これを種子として代々木の宮内省豊島御料地内(現在の明治神宮内苑)の苗圃(びょうほ)に蒔いたことによります。その後、苗圃の木々はすくすくと成長し、その数1600本にもなりました。 続く。 この掲示にもありますように、ここの銀杏はすべて新宿御苑にあった、イチョウ木が元となっているようです。 |